ワインは太るって本当?美容に効く飲み方のコツ。ワインを美容の味方に出来ないか?!晩酌美容を考える。
2020/12/04 食材_美容
女性に人気のワイン。特に2012年以降から国内の消費量は伸び続けています。特に赤ワインはポリフェノールが多く含まれ健康にも良いと評判。さらに根強い人気を誇る糖質制限ダイエットでは、ワインを勧められることも。
一方でワインは、果実であるブドウを原料としているので太りやすい飲み物であるとの声も……。
そこで今回は、ワインが本当に太りにくいのかについての解説と、美容に最適なワインの飲み方についてのコツをご紹介します。
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そもそもワインって何?
まずはワインの製造方法について見てみましょう。
ワインの原料はいわずと知れたブドウです。ブドウを細かく潰し、出てきた果汁をアルコール発酵させるのです。
このときにブドウの皮・果肉・種子などの果汁と一緒に漬け込む"醸し(かもし)"をおこなうと赤ワインに。醸しを行わないと白ワインになります。発酵後は樽やタンクに詰め熟成させます。不純物を取り除くろ過をおこない、瓶詰すればワインの完成です。
一見、製造が難しそうに見えるワインの作り方ですが、工程は意外にシンプルなのです。
ワインはダイエットに向いてる?
ワインは本当に太りにくい飲み物なのでしょうか?
家庭で良く飲まれているお酒と比較してみましょう。
○1杯あたりのカロリー
・ワイン(100ml)/約75kcal
・ビール(350ml)/約140kcal
・日本酒(180ml)/約185kcal
・ウイスキー(30ml)/約75kcal
・焼酎(90ml)/約130kcal
上記比較を見るとワインはそれほどカロリーの高いお酒では無いことが分かります。
続いて、糖質制限ダイエットの観点から糖質量も比べてみましょう。
○1杯あたりの糖質量
・ワイン(100ml)/約1.5g~4.0g
・ビール(350ml)/約10.0g~16.0g
・日本酒(180ml)/約3.6g
・ウイスキー(30ml)/約0.0g
・焼酎(90ml)/約0.0g
糖質とアルコールを分離させる蒸留酒であるウイスキーと焼酎の糖質は0gです。
ワインは醸造酒ですが、発酵時にアルコールと糖が分離される為、他のアルコールよりも糖質が低くなります。
カロリー、糖質共に他の酒類と比べても「ワインはダイエット向き」の飲み物であるといえるでしょう。ただし、ノンカロリーという訳ではありませんので飲み過ぎれば太ってしまいます。
ワインに含まれる美容成分
ワインの美容成分といえば「ポリフェノール」が有名ですが、体にどんな影響を与えるのでしょうか?
ポリフェノールの効果として一番に挙げられるのが「抗酸化作用」です。
抗酸化作用には、老化や免疫機能を下げる「活性酸素」を取り除いてくれる作用があります。シミやしわを防ぐアンチエイジング効果だけでなく、血流を促すことで冷え性対策にも。また、ポリフェノールに含まれる「エラグ酸」は、脂肪の燃焼を促す嬉しい効果もあります。
ポリフェノールは赤ワインに多い美容成分ですが、白ワインにも含まれています。さらに白ワインの抗酸作用は赤ワインよりも質が良いといわれているのです。また、分子量が小さいため赤ワインよりも白ワインの方が体内に早く吸収・消化してくれます。ゆえに白ワインの方がむくみにくいというメリットも。
ポリフェノールだけじゃない!ワインのメリット
カロリー・糖質量が低く、美容成分であるポリフェノールも含まれているワイン。しかしワインを飲むことのメリットは、それだけではありません。
ワインに多く含まれる「カリウム」には血圧を下げる効果。さらに有機酸には、腸内環境を整える効果もあるといわれています。体調がすぐれないときは、ビールは控えワインを飲むのがおすすめです。
さらに、ワイン独特の香りにはリラックス効果も。寝る前に少量のワインを飲むと寝つきがよくなります。
ワインもアルコール!飲み過ぎには注意
とはいっても、ワインもアルコールの一種。飲み過ぎには十分気を付けましょう。
特にワインは、
「二日酔いしやすい」
「悪酔いする」
といわれる飲み物です。
これには理由があり、ワインには「ヒスタミン」という化学物質が関係しているといわれています。ヒスタミンを摂取すると体内血管の拡張や収縮を引き起こし頭痛の原因に。「赤ワインの方が酔いやすい」というのも、赤ワインの方がヒスタミンが多く含まれているからです。
ワインの適量は一日1~2杯ほど。
節度を守ってワインを楽しみましょう。
ワインと相性の良いおつまみ
最後に、ワインと相性の良いおつまみをご紹介します。
ワインと相性が良くさらに手軽に用意できるものをラインナップしました。
チーズ
ワインの定番おつまみといえばチーズ。そのままでももちろん。クラッカーやパンに乗せれば、それだけでオシャレなおつまみの完成です。保存が効くので冷蔵庫に常備しておいてもよいですね。チーズを選ぶポイントはワインの産地と同じチーズを選ぶことです。食べ比べしてみるのも楽しいですね。
小見出し2: サラミ
サラミもチーズと同じくワインと相性バツグンのおつまみ。サラミは塩味が濃く少量で満足できるので、ついおつまみを食べ過ぎてしまう方にもおすすめです。
チョコ
ここで少し変わり種のおつまみ。意外に思われるかも知れませんが、チョコはワインと相性の良いおつまみなのです。カカオから作られるチョコにも、ワインと同じポリフェノールが含まれます。チョコを選ぶときのポイントは甘さを揃えること。ずばり甘めのワインには甘いチョコ。辛口ワインには、甘さ控えめのチョコがマッチします。
餃子
こちらも少し以外な組み合わせ。餃子の脂っこさをワインでさっぱりと流せます。ワインと餃子で味のマリアージュを楽しめます。冷凍餃子にすればすぐにおつまみの完成です。
まとめ
ワインは美容効果が高いだけでなく、肉・魚とどんな料理にも合わせやすい飲み物です。また種類も豊富で、お値段もワンコインから楽しめる優れものです。
くれぐれも飲み過ぎには注意し、気軽に健康にワインを楽しみましょう。